E資格受験に向けて、第4弾になります。
前回までに、
- そもそもE資格とは
- E資格取得のために求められる学習範囲
- E資格取得のための認定講座の内容
について整理してきました。
今回は、E資格受験の条件をクリアし、実際の試験までの道のりになります。
- 認定講座を修了した後の行動
- 試験までの学習方法
- 2月に実際に試験を受けてみて
について整理します。
もくじ
認定講座を修了した後の行動
認定講座の課題もクリアし、E資格の受験を申し込む権利は獲得しましたが、認定講座の動画は2回ほど見返したと思います。
やはり、1度だけでは理解したとは言えず、2度3度と見返すことで、課題の対応をしていた時のダメだった部分など、改めて気づくことができます。
私が受講したスキルアップAIの講座では、E資格対策として、Pytorchに関連することや、新たな話題となっている領域などを学ぶことができる動画も見ることができましたので、そちらも2-3度見たと思います。
会社命令など、E資格を取得することが目的の方もいると思いますが、私はディープラーニングやAIに関連する知識を付けることが目的でしたので、楽しく学べたと思います。
どの試験にも言えることかも知れませんが、無理に詰め込まず、継続的に学習する時間を確保して実施していくことが大事なのだと改めて気づかされたと思います。
試験までの学習方法
認定講座を受けることで、ディープラーニングに関連する知識を得ることができますが、やはり試験への対応は別途必要になります。
私は、以下3つの本を使って学習しておりました。
- まずは黒本ですね
試験対策と言えばこちらになると思います。
私は、3-4周はしたと思います。
認定講座で知識を得ることはできますが、試験問題となると傾向をつかむ必要もありますので、必須の対策だと思います。
- 次はいわゆる「ゼロつく」シリーズの自然言語処理編になります
私は、自然言語処理の理解がイマイチだったこともあり、こちらを選択しましたが、その他のシリーズも非常に参考になると思います。
お金と時間があるのであれば、全シリーズで勉強しても良いくらいだと思います。
- 最後は深層学習になります
こちらは最後まで読むことはできなかったです。
非常に内容が難しく、こちらで勉強すると、年単位で準備期間が必要になるのではないでしょうか。
私は、黒本などの問題を解き、その解説で理解できない時などに、辞書のようにこちらを利用した感じになります。
以上が、私の試験対策の内容になります。
2月に実際に試験を受けてみて
インターネットでも同様のことを書いているサイトを見かけたことがありますが、黒本の対策問題と近い問題は少なくなっているように感じました。
黒本の出版タイミング、E資格のシラバス改訂タイミング、これらによって一概には言えないかも知れませんが、
やはり、AIやディープラーニングの世界は日々進歩しており、常に新しい情報やモデルを学習する必要がある
ということだと思います。
私が受験した2024#1では、ChatGPTに代表される生成AIに関する問題は少なかったと思いますし、2024#2から改訂されるシラバスでは、フレームワークの理解もより求められるようになるようです。
このようにE資格を取得するためには、認定講座や黒本により基礎知識は固め、最新の動向を適切にキャッチアップする必要があるのだと思います。
これは、E資格を取得したからと言って変わるものではなく、実務に生かしていくためにも、常にアンテナを張り続ける必要がある分野、ということなのだと思います。
私もE資格を何とか取得できましたが、日々新たな情報・ニュースにも目を向けるようにしております。
ちなみに、E資格の試験、合格基準は公開されておりませんが、インターネットでは、50%程度の正解率でも合格されている方も見かけますので、安い試験代ではありませんが、諦めずにチャレンジしてみても良いと思います。
認定講座を卒業した段階で、それだけの実力はついているのだと思います。
まとめ
これまで、4回にわたってE資格を取得するまでの私の行動をまとめてきました。
ディープラーニングやAIに興味を持つ人は多いと思いますので、E資格取得を目指したいと考える人もいると思いますが、
・数学的な知識を求められて挫折しそうになる
・ディープラーニングの詳細レベルの知識、実装が必要になり挫折しそうになる
・認定講座の卒業課題が難しく挫折しそうになる
といったように、挫折ポイントは、他の資格より多い気がしますし、費用も決して安くはないため、
最低でも半年ほど継続して学習する覚悟
この覚悟を持てるかどうか、自分に問いかけてから目指しても良いかと思います。
個人的には、PMPより大変だったと感じております。
ただし、エンジニアとしては、非常に興味のある分野だと思いますし、これからも非常に賑わう分野だと思いますので、チャレンジしてみることをお勧めします。
E資格を取得しようか悩んでいる方にとって、有益な情報となれば嬉しく思います。
参考記事: