グーグルでは20%を在宅勤務として認める、この記事を見て、先進的なイメージを持つグーグルにしては少ないなとも感じました。
どちらかというと、日本の企業は出社することにこだわりを持つ場合が多く、欧米の企業は勤務形態にこだわりを持たない場合が多い、このように考えておりました。
20%の在宅勤務というのが多いか少ないかということに対しては、まだ結論が出ていないと考えますが、このような指針を出せるところが良いなと思いましたので、この内容を整理しつつ、Withコロナ時代の働き方について考えてみたいと思います。
(2024年2月追記)
2024年現在、欧米では、出社することの重要性を認め始めているように感じています。
一方、日本では未だに在宅勤務(リモートワーク)を推進しているように感じます。
このように、どちらが正解かは分からないですが、何事においても日本は1歩・2歩遅れた考え方が蔓延していると感じてしまいます。
もくじ
従業員の20%の在宅勤務許可
この数字を見て、どう思うでしょうか。
いま日本では、目標 7割テレワークとも叫ばれております。
その日本の目標と比較すると、グーグルの20%在宅勤務は、正直少ないと感じましたし、同じように感じる人も多いのではないでしょうか。
ただ、よく読むと、これは完全在宅が許可される従業員の数字であって、働き方は以下の3パターンとなるようです。
- 60%は週に3日オフィス勤務
- 20%はこれまでとは別のオフィスで勤務(この詳細は不明)
- 20%は在宅勤務
オフィス勤務の場合も、6割の出社ということになります。つまりは4割は在宅勤務等ということですね。
コロナが落ち着いている想定での方針ですので、かなり働き方の自由を認められていると言えます。うらやましいですね。
Googleに学ぶ、Withコロナ時代の働き方
働き方の多様化を認めていく必要がある
私の会社も、それなりに在宅勤務が可能な環境が整備されており、自身の業務をこなすという意味では、仕事をする場所は選ばないと言えます。
ただ、コロナが落ち着いたあと、この状況がそのまま続くのかというと疑問が残ります。
ちょうど以下のニュースがありました。
テレワーク率ばらつき“東高西低” IT企業の数などで格差 通勤の「人流」止まらず経済打撃も
この記事の中で、テレワークができない理由として以下のような記載があります。
- コストがかかる
- テレワークできない業種の人との公平性
前者は確かに、簡単に解決する問題ではないですね。
後者、こちらへの対応や考え方が重要かと思います。
良くも悪くも日本人の、皆平等という精神が邪魔をする部分ですね。
海外ではジョブ型の採用も多く、働き方も契約条件の1つになっていると思われますので、このような考えは起きないのかも知れませんが、日本の場合は難しいですね。
ただ、ここは、今後世界と戦っていく上では、日本人の風土に合うように、少しずつでもアジャストしながら適応していく必要があると感じます。
働き方の多様化、労働人口が減っているいまの時代だからこそ真剣に考えていかなければならないと思います。
働き方の多様化に伴うコミュニケーション不足が一番の課題
風土の問題等はクリアして、在宅勤務ができるようになったとし、それだったら完全在宅にすればよいのでしょうか?
私個人的な意見としてはNOです。
そのように考えると、Googleという企業のイメージであれば、20%が在宅勤務可能といったように、特に数値を決めずに柔軟な働き方を提案しても良いのかなと思いましたが、やはりオフィスで働くメリットも感じているのだと想像します。
在宅勤務を中心にすることによる弊害と考えられることの中でも、一番弊害と考えられるのはコミュニケーションですよね。
Zoomなど遠隔でもストレス少なくコミュニケーションをとることは可能にはなってきております。
それでもやはり、実際に顔を見て(時には、体の仕草もみて)話せばすぐに伝わることが、画面越しだと一工夫が必要だと思います。
Withコロナ時代の働き方の多様化、必須なことだと思います。
でも、人と人のコミュニケーション、これが上手くいくときと、上手くいかないときでは、比べ物にならないくらいチームとしての生産性は変わってくると思います。
ジョブ型と呼ばれるように、
自身のジョブをしっかりとこなす
その他は別の人のジョブ
このような考え方も非常にわかりやすいとは思いますが、私個人的には、日本人の助け合う姿勢とかが好きですので、うまくMIXした働き方を作っていければよいと感じます。
まとめ
Googleの在宅勤務の方針から、Withコロナ時代の働き方を考察してみました。
まだまだコロナが落ち着かないですが、落ち着いた後でも、働き方の多様化を拒否せず、これまでの働き方の良いところも捨てず、New日本人の働き方ができあがる日がくることが望まれます。
余談ですが、Googleには有名な「20%ルール」というのがあります。
これは、業務時間の中で20%は将来への投資に使おう、というもので私が好きな考え方なんですが、今回の20% 在宅勤務といい、Googleは20%という数字が好きなんでしょうか。
参考記事: