サラリーマンのみなさんは、確定申告と聞いてどのように感じますでしょうか。
確定申告なんて、なんか面倒くさそう、サラリーマンは年末調整すれば良いので関係ない、と考えている方が多いと思います。
私ももちろんそのように思っておりました。
しかし、色々ニュースを見ている中で、サラリーマンでも、税金についてもう少し理解していく必要がある、その一歩として確定申告にトライしてみようと思い数年前から実施しております。
いざ実施してみると、マイナンバーカードを持っていれば、スマホだけで完結するなどまったく手間はかからないことも分かりました。
毎年2月に始まる確定申告に向けて、私が確定申告をしようと思ったきっかけや、どれほど楽であったかを記事にしたいと思います。
もくじ
私が確定申告をしようと思い立ったきっかけ
ニュースなどで老後2,000万円問題などをはじめ、将来の年金の話や、それまでの税金の話、副業などにも興味を持つようになってきておりました。
ただ、住宅を購入しているわけでもないですし、医療費がすごくかかるわけでもないので、そもそも確定申告が必要になることがありませんでした。
そこで、ふるさと納税です。
ふるさと納税に関しては、税金を払っている人であれば、必ずやった方が良いと言えるくらいお得な制度です。
まだやったことが無い方は、ぜひこの機会にやってみることをお勧めします。
私もそうだったのですが、ふるさと納税について調べると、お得な情報しか出てこないので、逆に不安になるのですが、本当にメリットしかないと言えるくらいお得な仕組みだと思います。
確定申告の話に戻しますと、ふるさと納税も、ワンストップ特例を使うことで、確定申告を不要にすることはできます。
ただし、寄付を実施するたびに毎度毎度、申請書を送付するのも面倒だなと感じていたこともあり、思い切って確定申告をしてみようと思ったことがきっかけとなります。
マイナンバーカードがあれば確定申告も簡単
ふるさと納税は、簡単に言うと税金の前払いとなりますので、その前払いした分を申告する必要があります。
その時に、確定申告にて、寄付金控除という形で申告することになります。
サラリーマンの方でも、保険料控除などの年末調整を実施されている方も多いと思いますので、それとほとんど変わりはありません。
確定申告にて、源泉徴収票をもとに必要情報を入力し、追加でふるさと納税での支払額を寄付金控除の欄に入力していくだけになります。
保険料控除のように、結局証明書を紙で提出する必要があるのでしょ、と思う方もいると思いますが、これだけであれば証明書の提出も不要です。
もちろん万が一のことも考えて、証明書は保管しておくことは必要です。
上記のことを、役所にいって紙を貰って記入して、窓口で待たされて、といった流れで実施するとなると億劫なのですが、そこでマイナンバーカードの登場です。
国税庁のホームページで確定申告書を作成できるのですが、その時に、e-Tax送信を選択すれば、マイナンバーカードをスマホで読み取ることで、そのままネットの世界で作成した確定申告書の提出ができてしまいます。
いかがでしょうか。
非常に簡単だと思いませんでしょうか。
寄付金控除以外の申告が必要な場合、e-Taxでの提出が対応していないものもあるようですので、すべての人にとって、この流れだけで完結できるかと言えばそうではないのですが、多くのサラリーマンの方はこの方法で実施できると思います。
1つ問題は、先ほどから簡単に「マイナンバーカードを使って」と書かせていただいておりますが、そもそもマイナンバーカードを持っていない方です。
正直、マイナンバーカードの発行手続きは少し面倒で、重い腰が上がらない気持ちも分かります。
ただ、いまはマイナンバーカードを作ることでポイントを付与する話もありますので、そのポイント狙いでマイナンバーカードを作ってみましょう。(2024年時点では、ポイント付与は終了していると思います)
まだまだマイナンバーカードを持つことの意味を見つけ出すのは難しい世の中ではありますが、徐々に活用シーンも増えてくると期待されますので、遅れないようにしましょう。
まとめ
確定申告に挑戦することは、サラリーマンのマネーリテラシーを向上させる第一歩だと思います。
私も無頓着でしたが、確定申告をしようと思ってから、色々なニュースにも関心を持つようになりました。
今後は副業なども視野に入れて、そのための準備としても役に立つと思っています。
確定申告をするために役所に行く必要があると、私も実施していなかったと思います。
しかし、マイナンバーカードとスマホがあれば、自宅で完結できますので、少しでも興味を持っていただければ、この機会に取り組んでみることをお勧めします。
サラリーマンだから、給料(サラリー)をもらって年末調整だけしていれば良い、という時代は終わっていくのかも知れません。
その時代の変化に取り残されないようにしましょう。
参考記事: