ブロックチェーンへの興味からWeb3の基礎を学んでみた

数年前からブロックチェーンの技術に興味を持ち調べていた時期がありました。

当時は、ブロックチェーン=仮想通貨という流れでありましたが、もっとも重要となるのは、ブロックチェーンが中央集権的なものでは無く、唯一無二の存在を証明できるようになる、というところかも知れません。

最近では、NFTといった言葉も当たり前のように聞くようになってきましたが、NFTもその1つと言えます。

このように調べていくと、Web3という言葉にたどり着くと思います。

インターネットの世界が、Web3に置き換わっていく、このような話が聞かれるようになってきましたが、そもそもWeb3とは何なのか、今からでも間に合いますので、まずは基礎から勉強していきましょう。

Web3とは何なのか、Web1からの流れをおさらい

Web3という言葉があるように、Web1、Web2という言葉も存在し、いま私たちが生活している時代は、Web2の世界と言えます。

Web1
インターネットが普及し始めた初期段階
情報の発信者と受け取り手が分かれていた時代
情報発信者がニュースサイトを作成して、我々一般人は、それを読む(Read)のみの時代

Web2
現在我々が生活している時代と言えますが、大きなところではSNSと言えます。
これまで、一般人は情報を受け取るのみでしたが、TwitterやInstagramで自分の日常を発信するなど、個人でも情報を発信することが容易になった時代です。

Web2になり、個人が様々な情報を発信し、それをビジネスに出来るようになったことは、非常に大きな変化ではあります。

しかしそれでも、その主権、プラットフォームは、GAFAMに代表される超大企業の上に成り立っているものと言えます。

もちろん、超大企業によって管理された中で、双方向のコミュニケーションができるWeb2の世界もとても素晴らしいものだと思います。

簡単に言うと、普段使うお金も同じです。

私たちはお金を持つことによって、様々なモノを手に入れることが出来ます。

これは、銀行がそのお金を管理し、お金というものに価値が存在するからこそできる事になります。

そこで出てきたのがビットコインに代表される仮想通貨になります。

仮想通貨は、銀行といった中央集権的な組織を解すことなく、仮想通貨という価値のある通貨を生み出しています。

ここが、Web2の中央集権から、Web3の分散へと進んでいくことになります

Web3に向けていま見えていること

Web3というより、中央集権から分散へ、ということかも知れませんが、2022年時点でいえば、仮想通貨とNFT、DAOといったキーワードが挙げられると思います。

仮想通貨は既にご存じの方も多いと思いますので、NFTとDAOについて簡単にまとめていきたいと思います。

NFT

耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

NFT(非代替性トークン)ですが、誤解を恐れずに大雑把に言ってしまうと、唯一無二であることを証明できる技術になります。

最近では、NFTアートの世界で、小学生が書いた絵が何百万円で売れた、といったニュースもあったかと思います。

これ、なぜ? と思いませんでしたでしょうか。

正直、NFTという言葉に踊らされて、無駄に価値が上がってしまっているということもあるとは思いますが、本質は、パソコンで作成した絵やモノに価値を認めることが出来るということになります。

これまでの世界では、データである以上、簡単にコピーが出来てしまいますので、そのデータに価値を与えることが出来ませんでした。

それが、Web3やNFTという世界により、唯一無二の価値を与えることができようになります。

極端に言えば、路上で自分の書いた絵を販売している人と同じです。

ただ、その絵に目に留まる人が、日本の特定地域の特定の人ではなく、世界中の人になることが大きな変化だと言えます。

それにより、価値を認めてくれる人が見つかる可能性も増え、これがビジネスになってくるということになります。

DAO

DAO=Decentralized Autonomous Organization

直訳すると自律分散型組織となります。

これは、いまの株式会社という中央集権的なものでは無く、個人が自由にビジネスを始めて、それに賛同する人を自由に集め、利益が出れば、賛同した人に利益が分配される。

このように、Web3の世界でのビジネスの形態を表現したものとなるため、具体的に何かと言うことではないと言えます。

この世界で、具体的な例が出てくるのはもう少し先の話かなと思います。

Web3時代に向けて今から何をしていくべきなのか

DAOのところでも書きましたが、いまはまだ分かりやすいビジネスが何個か流行っているだけだと感じます。

Web3の基礎はブロックチェーンであり、スマートコントラクトと呼ばれるように、唯一無二の世界を、中央集権的な組織を必要とせず実現できる。

この世界の上で、どのようなビジネスを展開していくのか、というのが今後の課題になってくると思います。

では、Web3の世界で何が出来るのか。

正直、いま答えは持ち合わせていません。

これから様々なビジネスが生まれてくると思いますが、まずは基礎となる技術的な知識の本質をとらえておかないことには、次のアイデアも生まれ来ないのだと感じます。

まとめ

流行り言葉のようにWeb3を使うことに意味はないかも知れません。

ですので、細かい技術的なことはこれからも学び続けていく必要があるのだと思いますが、技術の本質を掴み、その本質の上で、自分自身で何が出来るのかを考えていきたいと感じます。

数年前にブロックチェーンに興味を持ち、すごいとは思いながら、仮想通貨以外の使い道は想像できなかったです。

それでも、いまは少しずつ活用される幅も広がってきており、この広がり自体に興味を持ち、今後は勉強を進めていきたいと思います。

参考記事:

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