私はこれまで、会社という組織に属して働いたことしかないため、独立した人がどのような生活を送っているかを実感したことがありません。
そのため、偏った意見になってしまうかも知れませんが、
「サラリーマンはつまらないからフリーランスや独立して企業したい」
という意見に対して、私なりの見解を述べてみたいと思います。
このような意見、特に最近増えてきたように感じます。
少し前に老後2,000万円問題ということも騒がれ、副業なども身近なものになったことがきっかけの1つのように感じます。
副業などで稼ぐ力を伸ばす、ということ自体には私も同意見ですし、これからの時代、絶対に必要になる力だと思っています。
ただ、それがそのままサラリーマンがつまらないから独立しよう、と直結するのは違うかなと感じておりますので、まずは、なぜサラリーマンがつまらないと感じるのかを考えてみたいと思います。
サラリーマンがつまらないと感じており独立を考えている方などにとって、そんな考え方もあるかな、といった感じでお役に立つことができれば嬉しく思います。
もくじ
サラリーマンがつまらないと感じる理由
サラリーマンがつまらないと感じる理由として、ルールに縛られるということが大きいのかなと感じております。
- 会社のルール: 朝9時に出社して18時まで仕事しなければならない。スーツを着て出社しなければならない
- 上司からのルール: 言われたことをやらなければならない。
挙げていけばいろいろあるのかも知れませんが、私が思うところでは、この2つのように会社が決めたルールに従って働く必要がある、ということが大きいかなと思っております。
会社のルール: 朝9時に出社して18時まで仕事しなければならない。スーツを着て出社しなければならない
このように働く時間が決められているのは、確かに面倒ですよね。
働き方の多様化と言われている時代において、決められた時間に働かなければならない、ということはデメリットと言えると思います。
一方、独立されている方やフリーランスで働かれている方は、自分の好きな時間に好きな恰好で好きな時間だけ働くことができます。
でもちょっと待ってください、本当にそうでしょうか。
独立されている方やフリーランスで働かれている方も、会社を相手にしてビジネスをしているような場合、やはり基本は平日日中の仕事になると思いますし、スーツを着ないとだめなタイミングもあると思います。
さらには、自分が社長であり自分で責任を取る必要があるため、会社員より様々な努力をされているのだと思います。
また、最近は、働き方の多様化を認めている企業も多くなってきており、むしろ会社員の方が自由なんじゃないか、とさえ感じることもあります。
上司からのルール: 言われたことをやらなければならない。
2点目の上司からのルール、これも面倒ですよね。
自分がやりたいことはこれではない、でも、上司から言われるからやらなければならない、辞めてフリーランスになって上司のいない世界で働きたい。
思考の順番としては共感できる部分もあります。
ただ、この思考だけで独立を考えている方は、一歩立ち止まってみることが必要だと思います。
もちろん、上司などは関係なく、自分のやりたいことを実現するために独立、と自信を持って言える方であれば、頑張ってください、としか私には言えませんが。
上司から言われることがいやで、やりたいことができない、この点に対しての答えが、独立したらやりたいことができるということなのでしょうか。
独立したとしても、仕事は一人で実施しているように見えて、そうでない場合がほとんどです。
一緒に仕事をしている仲間、仕入先、販売先(お客様)などなど様々な関係で成り立っています。
そのため、自分のやりたい思いはあれど、お客様のことを考えた仕事をやらなければならない状況もたくさんあると思います。
また、社長になったら上司はいない、ということをいう人もいますが、例えば会社を作れば株主がいたりします。
それはつまり、上司より力のある発言者かも知れません。
サラリーマンがつまらないことの解決先は独立一択なのか
サラリーマンがつまらない、なので独立という考えは、さすがに安直だとは思います。
もちろん、それだけが理由ではない、と言われる方も多いとは思いますが、個人的には、まずはサラリーマンとしていまの状況を変える努力をしてみても良いと感じます。
それでもだめであれば、独立なりすれば良いと考えています。
始めから独立している方は信念があって実施されていると思うのですが、一度サラリーマンとして企業に属した人は、それが良いと思って就職されたと思います。
それであれば、一度所属した以上、自分の会社を良くしたい、会社が良くなれば自分も周りのメンバも楽しくなる、と考えて行動してみることが良いのではないでしょうか。
その経験が、どのような立場になったとしても自分の力になってくると感じます。
まとめ
私がサラリーマンとしてしか働いたことがないため、独立することに対する意見が間違っている可能性も多いにあります。
しかし、一度企業に所属した以上、周りには仲間もいると思いますので、その仲間と一緒に楽しい環境に変えていく努力をしてみるのも良いと思います。
もちろん企業である以上、サラリーマンである自分たちがどれだけ頑張っても変わらないことはあると思います。
そんな時は、転職でも良いですし、独立でも良いですし、さっさとその会社からは抜け出しましょう。
自身の心身の健康が一番大事です。
個人的には、終身雇用が崩壊したと言われていても、サラリーマンとしてのメリットはあると思いますので、デメリットに目を向けるよりは、そのメリットを十分に生かしつつ、将来を考えていくことが良いと感じております。
偏った意見かも知れませんが、いまの自分の会社で悩まれている方にとって、少しでも役に立つ考えだとしたら嬉しく思います。
参考記事: