未経験でITエンジニアへの転職をするために準備すること

ITエンジニアが不足していると良くニュースなどで取り上げられており、

私も未経験だけどITエンジニアに転職しよう

と考えている人もいるのではないでしょうか。

私の会社にもそのような応募者が来られることが多くなっているように感じます。

転職しようかどうか悩んでいる方や、私でもITエンジニアになれるのか悩んでいる方のお役に立つことができればうれしいです。

ITエンジニアが不足しているというが、どのような状況なのか

経済産業省の報告書では以下のようになっています。

この理由は、少子高齢化が1つの要因ではありますが、それ以上にIT業界が様々な分野に発展し、成長していくことも1つの要因です。

こう聞くと、業界は成長するが人材が不足する、つまりは売り手市場になると言えると思います。

確かに、昔は、長時間労働や深夜残業なども多くあったかもしれませんが、最近では労働環境も整備されており、そのようないわゆるブラック企業は少ないと感じます。

もちろんITエンジニアが扱うシステムなどは、利用者がいる時間帯、つまり一般的には平日の日中帯で作業を行うことができず、メンテナンス作業などは、その時間を避けた夜間となることはあります。

ただ、計画的な作業のため、代休をとるなどの体制をとられている企業が多いと思います。

ITエンジニアになるために準備すること

一言でITエンジニアといっても、その中には様々な職種があります。

まずは自分がどのような業務に興味を持つことができるのか、それをできる限り把握しましょう。

もちろん、実際にその職業についてみない事には、分からない部分は多いと思いますが、それでもインターネットなどで、できる限り情報を集めましょう。

• プログラムを書くことが好きだと感じる人
• サーバーやネットワークなどの機器を触るのが好きだと感じる人
• お客様の対面に立ってよりよいシステムを提案していくことが好きだと感じる人

少し考えるだけでも、様々な思いがあると思います。

まずはきっかけだけでも良いと思いますので、様々な職種の内容を把握し、自分の興味の持てる分野を見つけましょう。企業の求人ページを読むのも良いかと思います。

ITエンジニアを続けていくためには、やはり少なからず興味のある分野でないと、将来的につらくなっていってしまうと思います。

ITエンジニアになるために事前に勉強すると良いもの

どの職種につくかによっても変わってくる部分ではありますが、まずは、なるべく広く使えそうな資格などを上げさせていただきます。

本当の未経験者はこの資格取得を目指して勉強してみることをお勧めします。

内容的には、IT関連の知識を広く問われますので、この勉強をすることで広い知識を得ることができるとともに、自身の興味がどこにあるのか、どの勉強をしているときが楽しいかを見つけることができるかも知れません。

ある程度興味を見つけられた方の中で、インフラエンジニアに興味を持つようになった方には以下の2つの資格をお勧めします。

Linuxに関連する知識を習得することができますので、インフラエンジニアの中でも、サーバーエンジニアに興味がある方に特にお勧めです。

それ以外の方でも、Linuxの知識が必要になるケースは良くありますので、勉強して損はないと思います。

サーバーエンジニアを目標とするのであれば、Level2くらいを目指すのが良いと思います。

Ciscoというネットワークベンダーの資格になりますが、ネットワーク業界ではデファクトであり、最低限のネットワークの知識を習得することができると思います。

ネットワークエンジニアとしてスタートダッシュを決めたいと考えている方は、一つ上のランクであるCCNPを目指してみるのも良いと思います。

ただ、ベンダー資格ということもあり、費用が高いということが難点かと思います。

また、企業によっては、資格手当を出してくれる場合もありますので、入社後すぐに取得することを目指すのも良いかも知れません。

ITパスポート同様、こちらもIT関連の知識を広く求められる資格となりますが、もう少し実践的なものになります。

システムエンジニアやプログラマーに興味を持っている方は、こちらの資格取得を目指して勉強してみることをお勧めします。

こちらはプログラマーになりたい、という興味が明確な方はもちろん、その他の職種を目指している方にもお勧めはできるかと思います。

正直、私はこの資格は持っていないのですが、プログラムを勉強してみたいと思っている方にはちょうど良いと思います。

どのプログラミング言語を学ぶのが良いのか分からない方の場合、いろいろなプログラミング言語がありますが、いまだったらまずはPythonで良いと思います。

理由は分かりやすい言語であるということもありますが、独学で学ぶためにもインターネットなどで情報がたくさん出てくるということも挙げられます。

まとめ

今回は未経験の方がITエンジニアとして転職したいと考えているときに準備した方が良いこと、何から勉強してよいか分からないというときに、まずはこの辺りから勉強してみるのが良いのでは、ということを書かせていただきました。

しかし、何も知らずにITエンジニアの世界に飛び込むのと、ある程度の基礎知識を身につけてITエンジニアに飛び込むのでは大きな差があります。

そのためにも、必要な基礎知識を身につけるためには、ちょうど良い資格だと思うものを挙げさせていただきました。

このような資格取得を目指して勉強しながら、自分の興味のある分野も明確にしていくことで、ITエンジニアに転職した後も楽しく仕事をしていけると思います。

参考記事：

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