年上の部下との接し方。相手を尊敬する気持ちがあれば優秀な部下になってくれる

年上の部下を持ったことがある人も多いと思います。

最初はかなりやりづらさを感じますよね。

年下の自分が、年上の人の評価をしなければならないのは、かなり気を使う出来事だと思います。

それでも、年上の部下は経験年数も長いということが多いと思いますので、年上の部下が自身の役割をしっかりとこなしてくれれば、上司である自分にとって、これ以上に強い味方はいないと思います。

ただし、年上の相手にも、やはりプライドがあり、最初は年下の上司の発言を素直に聞ける心の余裕はないかも知れません。

そのような時に、上司である自分が何に気をつけていくべきか、その意識改革を行うことで、最強の部下を手に入れましょう。

年上の部下が扱いづらいと感じてしまう理由はなんなのか

年上の部下を扱いづらいと感じてしまう理由として、私は2つあると思っています。

・経験値から、上司である自分より広い知見(社内の人脈なども含めて)を持っている
・自分が上司であることの意識が強く、強引にマウントを取りにいってしまう。

具体的に見ていきましょう。

・経験値から、上司である自分より広い知見(社内の人脈なども含めて)を持っている

自分が上司になっている以上、最近のテクノロジーや分野において秀でている部分があるなど、秀でている部分があるから上司になっていると思います。

ただ、組織運営という意味では、スキルがあることだけが上司に求められることではありません。

そのような状態のときに、年上の部下は、自分より人脈を持っていたり、過去の経緯を良く知っていたり、ということがあります。

そのような状態に対して、自分がやりづらさを感じてしまうと、どうしてもお互いの距離が縮まらないということが起こってしまいます。

距離が遠いままですと、部下もその距離を保とうとして、いつまでたっても距離は縮まらない良くない状況に陥ってしまいます。

・自分が上司であることの意識が強く、強引にマウントを取りにいってしまう。

上司は自分であり、上司である自分の意見を聞いてもらうことが当たり前のように接してしまうことが原因になります。

これは、裏を返すと、自分に自信がない場合に良く起こる状態かも知れません。

自分に自信がないため、年上の部下の方が知識があるような状態を出来る限り感じないようにしてしまうのでしょう。

このような状態にしてしまうと、部下はもちろん上司に必要な情報を報告しなくなるなど、より悪い状態に向かってしまいます。

年上の部下と上手く付き合っていくためには

年上の部下との付き合い方で、2つの扱いづらい理由を挙げさせていただきましたが、この両方に対する解決策は1つだと思っております。

大事なのは、部下でも年上でも年下でも関係なく、相手の尊敬できる部分が必ずあるはず。

その尊敬できる部分に敬意を示して対応できれば、相手も自分に寄り添ってくれる。

年下の自分が上司になっている以上、自分の方ができる人間である、ということを誇示したくなる気持ちも分かりますが、人の評価はそんな1面だけでできるものではありません。

だれもが、自分が持っていない部分を持っており、そこに気づいて尊敬しようとすることで、相手も心を開いてくれると思います。

そうなれば、年上の部下というのは経験も豊富ですので、その豊富な経験を上司である自分のためにも使ってくれるようになり、最強の右腕を得たような感覚を抱けるようになります。

上司になった以上、自分が抱えているチームや組織で成果を出していく必要があり、一人でも自分に反発している部下がいてしまうと、チーム全体の雰囲気も悪くなってしまう可能性があります。

だれしも尊敬できる、そう思えば自然と距離は近づく。

逆に、自分が苦手と感じてしまった相手とは、自然と距離が遠のく。

これを常に意識していくことが大事なのだと思います。

まとめ

年上の部下の扱いづらさ、から考えていきましたが、やはり年上や年下ということが重要なのではなく、相手を尊敬する、一人の人間として認めてあげる、ということが重要なのだと思います。

上司と部下、といっても人と人ですので、上司である自分から半歩でも歩み寄る、その半歩がいずれは大きな一歩に変わっていくと思います。

私も部下をもつようになって常々感じるのは、一番難しいのはチームマネジメントであって、人を観察することがもっとも大事なのかなと常日頃感じながら仕事を行っております。

このようなことが、同じ悩みを持つ方の助けに少しでもなれば嬉しく思います。

参考記事:

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