苦しい環境にいるときに思うこと、人間は良くも悪くも慣れる生き物である

様々な環境で仕事をしていると、苦しいと思うことも良くあるかと思います。

人が感じる苦しさの程度は、他人から見ても理解できるものではありません。

私自身は、そのような時に、自分なりに

「人間は良くも悪くも慣れる生き物である」

という考えのもと、これまでの社会人生活において、苦しい時期を乗り越えてきました。

この辺りは、過去に上司から言われて納得できたこともふまえ、自分自身でストレスを回避する方法として考えたことになります。

先にも書いたように、本当の意味での苦しさは自分自身でしか分からない事だと思います。

その苦しさを溜めこまず、少しでも気持ちが楽になる方法として、共感いただける方がいればうれしく思います。

ただし、苦しさからは逃げることも1つの対応策ですので、無理はしないことを前提にお読みいただければと思います。

苦しい環境にも楽な環境にも慣れるのが人間である

人間は慣れる生き物です。

皆さんも経験はあると思いますが、環境を改善して良い方向に向かったとき、とても嬉しいと思います。

しかし、その状態がしばらく続くと、それが普通になってしまい、もっと良くしたい、という状態になってしまいます。

これは、逆にも言えることで、悪い環境に入った時は、その差が目につき、どうしても悪い方ばかりが気になってしまいます。

でも、しばらくすると、それが普通になっていると感じることもあり、その状態から少しでも環境が改善すると、良くなっている感覚に陥ることがあると思います。

何でもかんでも、我慢していれば慣れてくるので頑張れ、ということを言うつもりはないですが、そのような状態を思い描くだけでも、今の苦しさが少し取り除ける気分にならないでしょうか。

良いことを考えるだけでも気分が少し楽になるということは、人間であれば、だれしもが感じることだと思います。

この性質を理解することで、いま苦しいと感じている人でも、少しは気が楽になるような考え方ができるのではないでしょうか。

私が、今でも思い出す言葉と合わせて、具体的にお話させていただきます。

苦しいときの考え方として、過去に上司から言われて、今でも思い出すこと

会社員として働いていると、人事異動などにより新しい環境で働かなければならないタイミングが発生すると思います。

・様々な経験を積むために隣の部署に異動する
・出世して求められることが変わる

このような時、特に最初は、上手くいかないことも多く、どうしても苦しさが勝ってしまう時期があります。

その時に私が考えることは、過去に上司から言われた

2年頑張ってみろ。そうすれば世界が変わる可能性がある。2年たっても変わらなければ、環境を変えれば良い。そうしても、その2年は無駄にならない。

という言葉です。

私なりの解釈としては、

・2年やると、その時のナレッジが本当の意味で身につくので、自分のスキルとして成立し、将来において使えるスキルとなる
・人間は良い意味で慣れる生き物のため、2年間やることで、その環境にも適応できる

ということだと思います。

この言葉を思いながら、私もこれまでの会社員人生を歩んできました。

確かに、環境が変わった直後は、苦しいことも多いのですが、2年が経つ頃になると、色々なものが見えるようになり、逆にその環境の中で仕事をしたくなっている自分がいたりしました。

悪い意味で慣れてしまうと、惰性で仕事を継続するということになってしまいますが、良い意味で慣れると、

もう少し、違うやり方をしてみよう
もう少し、ここを改善すれば良いのではないだろうか

といった、前向きな考えも浮かんでくるようになります。

そうなってくると、仕事も楽しくなってくるので、成果も上がってくると思います。

まとめ

今の時代、歯を食いしばって頑張った人が勝つ、という時代ではないかも知れませんし、無理する必要はないと思います。

それでも、いまの環境が苦しい、ということはあるかと思います。

そのような時に、少しでも気持ちが楽になる考え方があるのであれば、それを使うことで楽に働くことができるようになり、自身の社会人としてのスキルも向上していくとなれば、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

社会人のスキルが上がっていくことで、自分で選ぶことのできる選択肢が広がっていく可能性がある

そうなれば、より良い環境を自分で選ぶこともできるようになってくるかも知れません。

そういった未来を思い描きながら、そのための途中経過であるという意識の元、できるだけ楽しく社会人としての人生を歩んでいけるお手伝いが出来ればうれしく思います。

参考記事:

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