2023年現在、マイナンバーカードについてのニュースは、あまり良くないニュースが多いですよね。
個人情報の紐づけが間違っており、違う人の住民票がコンビニで出されてしまうなど。
その影響もあって自主返納をする人まで出てきているとのことです。
確かに、情報が一か所に集まることは怖いことでもありますが、やはりこれからの時代は便利さに目を向けていく方が良いのではないか、というのが私の考えです。
これまで、マイナンバーカードでできたことで、良かったことは、住民票・印鑑証明、これらが時間を気にせずコンビニで交付できることだけでした。
2023年、マイナンバーカードがあればパスポート更新がネットでできるようになったとのことで、ちょうど更新のタイミングだったこともあり、さっそくやってみました。
自宅にいながらパスポートを更新できる、これはやっぱり便利でした。
そこで、今回の流れと良かったところ、もうちょっと工夫してほしいところをまとめておきたいと思います。
もくじ
マイナンバーカードを使ったパスポート更新の流れ
マイナンバーカードを持っている方ならご存じだと思いますが、基本はマイナポータルから申請を行います。
2023年時点では、マインバーカードを使ってネット(オンライン)から申請できる人は限定されております。
マイナンバーカードを使ってオンラインでパスポート更新ができる人
1.パスポートの残存有効期間が1年未満になった人
2.査証欄の余白が見開き3ページ以下になった人
上記に該当するかたは、ネットから更新の申請ができますので、まずは自分が対象となるかを確認しましょう。
あとは、マイナポータルの指示に従って進めていくだけですのが、以下に簡単に記載します。
なお、顔写真の撮影などが必要なため、パソコンの方が好きという方も、スマホから実施することをお勧めします。
・申請するパスポートを選択する(5年か10年など)
・マイナンバーカードに記載されている市区町村を選択する。
※こちらは、パスポートを受け取る場所のために必要になります。
・パスポート用の顔写真を撮影する。
・パスポート用の署名(サイン)を撮影する。
※こちらは、事前に署名を書いた紙を用意しておく必要があります。
・あとは、指示に従って連絡先や暗証番号などを入力して進めていくだけ。
いかがでしょうか、非常に簡単に感じたと思います。
マイナンバーカードを使ったパスポート更新で良かったところ
マイナンバーカードを使ったパスポート更新の流れは非常に簡単だったと思いますが、そもそも何が良いのでしょうか?
私が感じたのは2つです。
・手続きが簡単で家からできるため、申請時の待ち時間を劇的に短縮できる
パスポートの更新は、5年や10年に一度の作業のため、少しくらい時間かかっても良いという考えもあるとは思います。
ただ、それでも、パスポートの申請で1時間待ち、とかは私には耐えられません。
特に、2023年現在は、コロナ禍で海外に行けなかった人たちが、ようやく海外にも行けるような状態になり、いっせいにパスポート作成、更新にきているようで、通常よりもかなり窓口は混雑しているようでした。
パスポートを受け取るときは、さすがに郵送というわけにはいかないので、窓口に行く必要はあるのですが、私の滞在時間は15分程度だったかと思います。
通常のパスポート交付の流れは、
1.まず手数料を支払う列に並び
2.手数料(収入印紙)とともに交付に来たことを窓口に申請し
3.最終的にパスポートの交付を受ける
という流れになるのですが、私はクレジットカード決済をしていたこともあり、2からでOKでした。
お金のやり取りが発生することもあり、1の窓口が日によっては混雑しそうでしたが、そこをパスできます。
なお、平日昼間にもかかわらず、近くに申請の列には行列ができており、少し優越感に浸ることができました笑
・クレジットカード決済も選択できるため、ポイントもゲット!
クレジットカード決済にすることで、窓口の混雑を避けることができる、というメリットのほかに、小さいですが、ポイントが付くということもメリットですよね。
『ポイ活』を真剣にやっている方とは比較にはならないですが、私もある程度はポイントも意識しながら生活しております。
また、最近ではキャッシュレス生活になってきていることもあり、現金をあまり持ち歩いていません。
そのような状況でクレジットカード決済は助かりますし、ポイントが付くことも地味にうれしい点だと思います。
マイナンバーカードを使ったパスポート更新で改善してほしいところ
これまで、マイナンバーカードを使ったパスポート更新が最高です、ということを記載してきましたが、やはり何個は改善してほしい部分もあります。
まだ開始したばかりですので、これからだとは思いますが、私の感想として記載しておきます。
顔写真が真っ白の背景でかつ影も入らない状態にならない
スマホの自撮りで顔写真を撮影するのですが、
背景は真っ白。影が映りこんでもいけない。
これを満たす写真の撮影が難しかったです。
私が普段あまり自撮りをしないからかも知れませんが、もう少し簡単にできないものかと思いました。
私は、数度取り直したと思います。
署名の写真が真っ白に映らない
真っ白の紙に黒のペンで署名をし、それを撮影する必要があります。
指示されたように、真っ白な紙に黒のペンで署名をして撮影したのですが、なぜか背景がグレーになったりしました。
光の当て方、角度、距離などなどいろいろ試しましたが、正直何が正解だったのかはわかりません。
こちらは、10数度撮影しなおしたと思います。
ここは途中で挫折しそうになるくらいでした。
本籍地が分からない
これは、ネット申請に限る話ではないかも知れませんが、最近本籍地を確認できないですね。
昔は、免許証に記載があったので、そこで確認できたのですが、いまは記載がありません。
ICカードリーダーで免許証のICチップを読み取ることで本籍地を確認することはできるのですが、そのためには第二暗証番号まで必要で、私は思い出すことができませんでした。
確かに2つの暗証番号を設定した、という記憶はあるのですが、まったく思い出せず、いくつか試しましたが、3回間違うとロックされることもあり、挫折しました。
ではどうしたかというと、マイナンバーカードを使って本籍地が記載された住民票をコンビニで交付して確認しました。
ここでも、マイナンバーカードが役に立ったということにしておきましょう。
まとめ
マイナンバーカードに対する、政府の対応やセキュリティ関連のミスについては、正直不満はいっぱいあります。
そのミスを正すために、どれほどの税金を使っているのか、と考えると怒りさえ覚えます。
それでも、コロナの時の給付金支給が全然進まなかったことなどを考えると、このような取り組みは必要になってくるのだと感じます。
それらが、私たちの生活の利便性にどこまで直結してくるかは、人によって異なるかも知れませんが、便利になることは確実だと思いますので、あまり恐れすぎず、有効に使っていければよいと感じます。
まだまだ、すごく便利なカードにはなっていないとは思いますが、これからの進化には期待したいところです。
何でもかんでも、とりあえずマイナンバーカードにまとめてしまえ、というやり方は変だとは思いますが、保険証や免許証もマイナンバーカードにまとめられます。
今後どこまで便利に、かつ、安全なカードになっていくのか、期待したいところです。
参考記事: