NTTが勤務場所は自宅を基本に。すばらしいコトだと思う反面、実態が伴っているかは疑問

「勤務場所は自宅」「飛行機での出社も可」NTTが3万人を対象に来月から新たな勤務制度へ

出社かテレワークかの議論は、コロナ禍になってから良く聞くようになりましたが、1つ大きな流れを生む可能性があるニュースだと思います。

これまでのように、オフィスに出社していることが仕事をしていること、という考え方が古い、これはほとんどの方も同じ意見だと思います。

ただし、出社することが不要かどうか、ということになると、様々な意見が飛び交うと思います。

この議論は、職種などによっても意見は異なると思いますし、会社の雰囲気によっても異なるかも知れません。

これからも続く議論だと思いますが、NTTが大きな舵を切っていることもあるため、今の状況と合わせて整理しておきたいと思います。

テレワークになることのメリット

テレワークになることによるメリットは、色々明らかになってきていると思います。

まとめて大きく言ってしまうと、仕事とプライベートの両立がしやすくなるということだと思います。

・通勤時間が無くなることでプライベートの時間が増える
・家族の面倒を見るために、家を長時間離れることが出来ず働けない、という人も働けるようになる
・両親の介護のために近くに住む必要がある人でも、どこの企業でも働くことができるようになる

このように、テレワーク、中でも居住地の制限がなくなることによって、多くのメリットが生まれてくることは事実だと思います。

私もテレワークをしていることによって、毎日満員電車に乗ってつらかったことを思い出すと、なぜあのようなことが必要だったのか、ふと疑問に思うことはあります。

これから、NTTのような企業が増えることによって、仕事することをあきらめる必要があった方でも、働くことの選択肢が増えるようになっていけば良いと感じます。

テレワークになることのデメリットと必要な心持ち

テレワークが定着することで、これまで働けなかった人が働けるようになる、このメリットは大きなモノだと思いますが、一方でやはりデメリットもあると言えます。

・日々のコミュニケーションが減る可能性がある
・帰属意識が薄れる可能性がある
・仕事の成果を見せることが難しい

代表的なこととしては、上記のようなことが挙げられると思います。

日々のコミュニケーションが減る可能性がある

これまで、机を並べて仕事をしていた世代の人が強く感じる事かも知れませんが、ふとしたときの会話が出来なくなってしまうことがあります。

電話やチャットをすれば良い、というのが今の時代ではあるかと思いますが、逆に電話やチャットで相談するのは身構える、という話も若い人から良く聞きます。

このあたりは、メタバースの世界が当たり前になれば、解消されていくことかも知れないですが、いまはまだ何かしらの対策とセットにしておく必要があると思います。

帰属意識が薄れる可能性がある

会社に対する帰属意識については、私の世代でもだいぶ薄くなっていると思います、それがより顕著になってくる、ということになるかと思います。

オフィスに出社せず、自分に与えられた仕事をするだけであれば、会社名というものは不要と言えるかも知れません。

日本人の良い文化として、仲間と助け合うという文化があると思いますが、ここの希薄化は少し寂しい気はします。

仕事の成果を見せることが難しい

テレワークでも仕事の成果を見せるために、ジョブ型の働き方ということになると思います。

ただ、前項でも書きましたが、日本人の良い文化である、助け合う文化が薄れる事にもなると思います。

私が長くサラリーマンをしてきてしまったから、考え方が凝り固まっている部分もあると思いますが、日本人として、良い文化は残しつつ、新しい時代に向けてアップグレードしていければよいと思います。

まとめ

出社かテレワークかの問題は、人によって生活環境が異なることもあり、1つの正解はないのかも知れません。

それでも、いまの時代はテレワークを推進している企業がピックアップされ、出社を必要としている企業は古い、という感じになっているかと思います。

本当にそうでしょうか?

もちろん、テレワークになっても、様々な施策を取り入れながら柔軟に変化していくことが一番良いとは思いますが、いまはまだ、テレワークという言葉だけが先行しているように感じるときもあります。

目には見えづらいかも知れませんが、テレワークのデメリットもありますので、そのデメリットを認識して、より良い働き方を見つけていく必要があるのだと思います。

その時に、古く凝り固まった考え方は邪魔なので、私も頭を柔軟にして常に考え続けていきたいと思います。

参考記事:

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