2022年6月現在、コロナ禍が落ち着いてきたと言って良いのでしょうか。
東京都の感染者数は減少傾向を見せておりますが、絶対数としてはいまだ何千人というレベルですので、落ち着いた、とまでは言えないのかな、とは思います。
ただ、ワクチン接種済みの方が増えたこともあり、重傷化する人の人数が少ないこともあり、これまでのように、外出はしない、いつでもどこでもマスクをする、という制限だらけの世界からは脱出しようとしているのが、いまかと思います。
このような状況になってくると、サラリーマンとして働いていると、リモートワークをこのまま継続するのか、オフィスに出社するのか、この議論が少なからず出てきます。
正直、まだどちらが正解とも言えないですし、職種によっても正解は異なるのかも知れませんが、現在の議論やメリット・デメリットを整理し、今後のより良い働き方を考えていくきっかけになれば嬉しく思います。
もくじ
出社とリモートワーク、それぞれのメリット・デメリット
コロナ禍になり早2年以上が経ち、リモートワークを経験した企業も多くあると思いますが、その経験も踏まえて、出社とリモートワーク、それぞれのメリット・デメリットを整理してみたいと思います。
リモートワークのメリット・デメリット
- メリット
- 通勤時間が無くなることで、プライベートの時間が増える
- 一人で集中して仕事をすることができる
- デメリット
- 仕事とプライベートの境界線があいまいになる
- ちょっとした会話が出来ず、一人で考え込む時間が増えてしまう
出社のメリット・デメリット
- メリット
- 仕事とプライベート、オンとオフの切り替えがしやすい
- 隣に座っていて顔が見えるため、ちょっとした会話でも気軽にできる
- デメリット
- 通勤時間により、プライベートの時間が減る
- 通勤を意識すると、居住地が制限される
細かいことを挙げると、まだまだ出てくると思いますが、それぞれに良い面・悪い面がたくさんあることが分かります。
その中で、出社派の人とリモートワーク派の人の意見を聞いていると、何か1つのポイントだけを引き合いに出し、そのポイントだけに対しての意見が多いようには感じます。
Withコロナ時代の働き方に対する議論
どちらの働き方に対しても、様々な議論や企業の方針が出てきております。
〇リモートワーク推進側
出社が完全になくなる、という訳ではありませんが、基本的にリモートワークを前提とした働き方ということで話題を集めました。
NTTグループが「働き方大改革」全国32万人社員の原則リモートワーク化へ
日本企業の代名詞とも呼べる企業でも、原則リモートワークになる、ということで驚きました。
このようにリモートワークを推進している企業もあり、記事の中では、日本企業がリモートワークに後ろ向きといった記載もあります。
本当に日本企業だけがリモートワークに後ろ向きなのでしょうか?
確かに、日本の雇用形態やハンコ文化など、そもそもリモートワークができない状態という企業も多いかも知れませんが、そういった部分の改善ははかられ、仕組み的にはリモートワークが出来る環境が整ってきていると言えるかと思います。
だからといって、日本がリモートワークに後ろ向きかというと、そうでもないと思います。
次は、出社も意識している企業で、個人的にも驚いたニュースになります。
〇出社推進側
ハイブリッド型ではありますが、出社が必要という点では出社派としました。
グーグルは最先端の企業ということもあり、リモートワーク推進かと想像していただけに、少し驚いたとともに、やはりそういう考えが必要なんだと感じた記事でした。
「週40時間出社しないならクビ」テスラ社イーロン・マスク氏の “リモートワーク認めない”発言が波紋
これは、どこまで本当なのか、今後どうなるのか分かりませんが、ハイブリッドでもなく、週5日出社ということになりますので、かなり驚いた記事でした。
記事の中でも「最先端の企業の経営者なので、その方があえて対面がいいって言っているのも面白いなと思います」と記載があるように、対面の重要性を考えさせられる内容かと思います。
まとめ
私はコロナ禍までの10年以上のサラリーマン生活を、完全出社という形態で働いてきたこともあり、コロナ禍になった瞬間の完全リモートワーク期間は、非常に戸惑いました。
やはり、
家だと集中しづらい
同僚や上司が、横に座っていれば聞ける内容だが、電話するほどでは無いと思い放置した結果、大きな問題となってしまった
といったリモートワークのデメリットの方を強く感じてしまいます。
ただ、いまのリモートワークで働くことが普通な年代からすると、それはデメリットにならないといったこともあるのだと思います。
仕事のペースを掴めていない新入社員の方は、隣に先輩社員が座っている、という状況は良い事だと、私からすると思いがちではあるのですが、この辺りも時代に合わせて変化させていく必要があるのだと感じます。
職業や職種、個人ごとの仕事に対する考え方や生活環境、これらは人によって様々であるため、一律にどちらが良いという話ではありません。
各個人の状況に合わせて柔軟に選択できるようにすることが重要なのかも知れません。
2023年現在、コロナに対する考え方はかなり変化してきたと思います。
今や、電車でマスクをつけている人の方が少ない状況になってきました。
それでも、出社かリモートワークか、という議論は継続しておりますし、オフィス回帰という言葉も良く聞きます。
人間は、何十年も(何百年も?)オフィスで仕事をしてきたのですが、数年で答えが出るものではないのかも知れません。
時代に合わせて、様々な人にとって少しでも多くのメリットを受け取ることができる環境になっていくことを願います。
参考記事: