起業している方、フリーランスとして働いている方にとっては縁のないことかも知れませんが、多くの人は会社というものに属して働いていると思います。
私も会社に属して働くサラリーマン、その一人です。
いわゆるサラリーマンとして働いていく中で、年収を上げたい、言われたことだけでなく自分のやりたいことをやりたい、と思うと、やはり出世というものが必要になってくると思います。
私も20年ほどの会社員生活において、ある程度出世はさせていただきましたが、そもそも出世できる人ってどのような人なのか考えてみたいと思います。
私の経験からくる考察ではありますが、これから出世を目指している人にお役に立てれば嬉しいです。
もくじ
出世できる人の特長
私なりに思う、出世できる人の特長をポイントに分けてお話させていただきます。
1.人の話をきちんと聞ける
リーダーや課長などに出世するということは、
やはり部下を持つ
ということが一番大きな違いになります。
これまでは、自身の能力をいかに高めて発揮するか、ということが重要だったかも知れないですが、チームや組織を率いる立場になるため、チームや組織としてアウトプットを最大化するということが求められるようになります。
チームや組織のアウトプットを最大化するためには、部下と一緒に頑張っていく必要があり、部下についてきてもらわなければなりません。
出世をすると、そういったチームを作るという活動が必要になります。
メンバや部下の動機付けを行うためには、まずメンバや部下の話をきちんと聴けることが重要になります。
ここであえて「聞く」ではなく「聴く」という字を使ったことには意味があります。
いわゆる「傾聴」が必要になります。
「私は相手の話をよく聞いています」という人もいるかと思いますが、
本当に部下の話に耳を傾けてますでしょうか?
部下の話を自分の都合の良いように解釈してしまっていませんでしょうか?
特に、会話の出だしが部下と被るような人は要注意だと思います。
相手の口元を見てください。
自分が話し出したときに、相手の口が動き出そうとしていませんでしょうか。
部下からすると、自分の言いたいことがあっても、上司が先に8割あっていることを話し出したら、残り2割に違いがあっても、それを言わなくなります。
この2割に自分では理解できない、部下の悩みや考えが含まれていることもよくあります。
部下と話すときには、自分が話し出そうと思ったタイミングで、一呼吸置く癖をつけてみてください。
それだけで違いを感じることができると思います。
2.自分の間違いを認めることができる
傾聴ができるようになると次の段階です。
いくら出世しても、人間誰しも間違うことはあります。
傾聴によって自分の間違いに気づけたとき、素直に謝りましょう。
自分の間違いを素直に認めることのできる人は、相手の間違いに対しても、怒るだけでなく指導することができると思います。
人と会話しているときに、「でも」や「そんなこと言ったって」といったワードから返答が始まっていないでしょうか。
このような人は非常に多いと思いますし、要注意です。
自分は間違いを認めていると言っている人の中でも、そもそも自分が間違っていないように会話を誘導している人が多いと思います。
それをしてしまうと、そもそも自分が間違ってないということになり、逆説的に自分は間違いを認めているという感覚に陥るのだと思います。
出世を意識するような年齢ということは、それなりの期間、会社員生活を送ってきて、実績も残してきたのだと思います。
だからこそ、自分の間違いを認めることが難しくなってきます。
今時ではないかも知れませんが、部下と話すときは、手書きでメモを残すのも効果的だと思います。
あとで見返すと、自分が会話を誘導してしまったかもと気づくこともあると思います。
そんなときは、少しタイミングが遅れてでも謝りましょう。
軽く「ごめん」だけで大丈夫です、それだけで相手の気持ちは和らぐと思います。
3.自分なりの考え、軸を持つ
間違いを認める、と矛盾すると思われる方もいるかも知れませんが、そうではなく、自分の軸を持つことで、間違いにも気づけるということになります。
自分の軸がブレていたら、相手の意見の揚げ足取りをしていけば論破できてしまうんですよね。
戦略などを細かく決めるというより、自分はこういう考えを持って仕事をしている、という軸を持つことが重要です。
さらには、それを最初にメンバや部下にも伝えておくことができれば最高だと思います。
そうすることでメンバや部下も、どのような振る舞いをすれば良いのかを考えることができます。
できれば、その考えに意見を言ってくれる部下を作ることができればさらに良いですね。いわゆる右腕となる人材です。
多少の間違いやわがままはあるかも知れませんが、あなたは出世をした人なので、やり方が全部間違っているということはないはずです、自信を持って良いと思います。
4.(番外)上司への見せ方が上手い
正直に言います。
上司への見せ方が上手い人も、やはり出世します。
メンバからすると「なぜ、あの人が出世できるのだろう」と感じる人です。
確かに、見せ方が上手いのも1つの能力ではあると思いますが、こういう人は無視しましょう(笑)
ここについて書き始めると批判みたいになってしまいますのでやめておきますが、
悪い人は見なくて良いです、良い人を見ていきましょう。
悪い人を見て愚痴を言っている時間が勿体ない。
その方が自分も幸せな気持ちになれると思います。
まとめ
これまで私がサラリーマンとして働いてきて、何度か出世させていただいた経験ももとに、どのような人が出世するのかについて考えてみました。
会社の雰囲気やその他によって、考え方は異なることもあるかもしれませんが、できる限り、どのような働き方をしていても重要になるだろうと感じることを書いたつもりです。
そろそろ出世が見えてきている方、出世をしたいと考えている方にとって、周りを変えるのは難しいかも知れませんが自分を変えることはできる、という観点で有益な情報となれば幸いです。
後日、出世した直後に感じたことも発信していければと思います。
参考記事: