成長速度を速める、常に一歩先を考える思考法

仕事をしている上で、自分自身を成長させたいと思っている人は多いと思います。

理由は人それぞれ、給料を上げたいとか出世したいとか、人から認められたいなどあると思いますが、社会人として40年以上、これからの世代はもっと長く働き続けるのであれば、少しでも自分を成長させたいと思うのは普通の事だと思います。

成長にも種類はあると思いますが、ここではビジネスマンとしての思考であったり、振る舞いであったりを成長させることに主眼を置いていきます。

スキルは身に付いたと思うが、ビジネスマンとしてさらに成長したいと感じている人にとって有益な情報となれば幸いです。

成長できない人がしている良くある行動

ビジネスマンとして成長ができない人に良くある行動としては、以下のようなものが挙げられると思います。

・人の意見に対して批判的なことだけを言う
・できない理由を探し続ける
・自分よりできない人を探そうとする

その他にもたくさんあるとは思いますが、今回はビジネスマンとしての思考に関連するところを抜き出しております。

周りにこういう人がいる、という考えだけでなく、自分自身が、いまどのような行動をしているか、胸に手を当てて考えてみて欲しいです。

人より成長速度を速める思考法

人より成長速度を速めるために、何か一つ心がけることがあるか、と聞かれた場合の答えとしては、

常に一つ先のことを考えてアウトプットすることを意識する

ということになります。

これは、年齢が若い人に良くあることだと思いますが、上司や先輩からの依頼で仕事やタスクが始まることが多いと思います。

その時に、依頼への応えとして、100%の応えをしようとしていませんでしょうか?

上司や先輩からすれば、言われたことをきちんとやってくれると感じるため、仕事を完遂するという意味では問題ない行動だと言えます。

しかし、人より早く成長するという観点では、物足りないとなってしまいます。

ですので、常に意識して欲しいことは、

100%+20%のアウトプットを意識して仕事する

ということになります。

ここで、あえて120%と書かずに100%+20%と書いたのには理由があります。

120%のアウトプットを意識すると、無駄に時間がかかったり、余計な情報をアウトプットに含めたりしてしまうことがあります。

一方で、100%+20%のアウトプットの意識の場合、相手が求める100%のアウトプットはいつでも出すことができ、状況に応じて+20%のアウトプットを考えることができます。

そのアウトプットが上手くいかなければ、提出しなければ良いだけです。

このように、常にプラスアルファを考えて行動する、ということは良く言われることですが、そのプラスアルファを、100%に混ぜてしまうと120%にしてしまうと、余計な情報になることがありますので、そこを分けて考えるのです。

上手くいったときのアウトプットは同じなのですが、このような思考を持つだけで、常に120%のアウトプットを出そうとするプレッシャーから解放され、心も楽になり、思い切ってチャレンジしていくことができるようになると思います。

プレッシャーはないが、常に一歩先を考える、この小さな心がけを持ち続けることで、周りの誰よりも少しずつ速く成長していけることでしょう。

まとめ

常に一歩先を考えろ、と良く言われることですが、一方で、無駄なことやっているなら答えを先に出してくれ、とも言われることがあると思います。

これは、お客様を待たせている場合とか仕事を依頼する方も、ケースによって対応がどうしても変わってしまいます。

対応が変わることに対して、依頼された側は腹が立つこともあります。

しかし、相手も人間ですので、そこで腹を立てるくらいであれば、自分のやり方を工夫することで、相手の要望も満たし、自分の成長速度も上げる、そのために今回紹介した思考を使ってみることをお勧めします。

この思考は、本当に小さなことでも使えます。

最近では少ないかも知れませんが、例えば資料のコピーを依頼されたときに、

  • 単純にコピーだけすれば良いのか
  • ホッチキスで綴じるのか
  • クリアケースに入れて仕分けするのか
  • 印刷した後に誰かに配るのか

と言ったことを考えるだけでも、次の一手を考えることが出来ます。

この時に、120%思考の場合、不要だったのにホッチキスで綴じてしまう、という余計なお世話状態になってしまうことがありますので、+20%の思考を身につけて欲しいと思います。

参考記事:

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