誰にでも苦手な相手という人は存在すると思います。
その人と関わらなくてよければ一番良いのですが、サラリーマンとして働いていると、そう簡単に割り切れない場合もあると思います。
苦手な相手と、どのように接すれば良いのか、自分自身でなにか対処できることはないのか、難しいかも知れないですが、少しでも楽になることが出来る方法を考えていきたいと思います。
もくじ
苦手な相手と接するとき
少し例を挙げると、
・あの人とは会話が合わない
・あの人は、いつも不平不満を言うだけで議論が前に進まない
・あの人は、自分に敵意をもった態度で接してくる
など、理由は様々ですが、苦手な相手というものは誰にでも存在するかと思います。
特に、出世して部下を持った時に、部下の中に苦手な相手がいると、とても悩むことになります。
趣味趣向が異なるために苦手、ということであれば、それは友達にはなれないだけで、仕事をする上で接する分には、何も問題ないことかも知れません。
しかし、きっかけは何であれ、自分自身が相手を苦手と感じて接している場合、その気持ちは相手にも伝わってしまいます。
苦手を思う相手に対して、苦手な気持ちをコントロールする
相手を好きになる。好きなところを見つける
心理学的な話でいうと、このような対策になるのかも知れませんし、特に後者は必要なことだと思います。
しかし、一度苦手になった相手の好きなところを見つけようとすることが出来るでしょうか。
これは、あくまでも出会ったばかりの人に対して、まずは良いところを見つけよう、という話だと思っています。
逆に言えば、苦手な相手にしないようにする考え方になります。
一度苦手になった相手を好きになるのはとても難しいことだと思いますので、苦手な相手は苦手と割り切って、それでも、仕事をしていくためには、
相手を意識するのではなく、自分自身の軸を表明し、その軸に沿って行動する
これが重要になるのだと思います。
苦手な相手との接し方を考える
自分自身の軸をもって接する
苦手な相手というのは、
・自分自身の考え方と異なる考え方を持っている相手
というケースが多いと思います。
そのような時に、相手の考え方も認めて、相手に寄り添って行動することが相手に近づくための方法であると考えております。
しかし、自分自身だけが、そのような行動をとっていたとしても、相手に受け入れる心が無ければ、距離は縮まらないと思いますし、頑張っているあなただけが疲弊してしまうことになります。
そこで、
自分自身の軸を持つこと
が重要になります。
相手の考えを否定することは良くない事ですし、相手に寄り添うだけでは自分自身が疲弊してしまいます。
そのため、自分自身の軸はここです、ということを明確に示し、相手に私の位置を教えることで、程よい距離感で活動することができるようになります。
苦手と思っている相手の場合、相手も私のことを苦手と思っている可能性があります。
それでも、好き・嫌いと言う話とは異なりますので、相手もあなたから逃げようとしている訳ではない場合も多くあります。
そこで、
自分の考え方・軸はここだよ
と示し続けることで、相手は自分にとって心地よい距離感まで近寄ってきてくれます。
その状態が続けば、
あの人は、このくらいの距離感で行動してくれる人なんだな。だったら、このようなケースでは、こう動くだろう
と言ったことも読めるようになってきます。
これは、あなた自身が信頼できる身近な人と一緒に頑張る状態と、大きな違いはないように感じませんか?
相手を変えるのは難しいですし、自分だけが変わろうとするのも疲弊してしまいます。
自分は自分、相手は相手として、自分自身の軸を明示することで適度な距離感を作っていきましょう。
時には逃げることも重要
先にも記載しましたが、相手との距離感を感じる場合、相手との距離を縮める努力をしたくなります。
友達や恋人になりたい相手に対してであれば、もちろんそのような行動をとることは良いと思います。
しかし、仕事の関係である場合、そこまでして自分自身が疲弊してしまうことに意味があるでしょうか。
もちろん、仕事をする上で、関係する全ての人と一子相伝になれば、非常に楽に物事は進むことでしょう。
ただし、そんなことは絶対にありえません。
仕事をする上でチームや関係者も大事ではありますが、やはり一番大事なのは自分自身や家族だと思います。
自分自身や家族を守るためにも、時には逃げることも大事なことだと受け入れて、思い切って逃げることも選択肢の一つとして持っていて欲しいと思います。
最後の手段として、逃げるカード持てている人は、それだけでも、気持ちが楽になったりすると思います。
まとめ
誰とでも仲良くできる社交的な人がいます。
私は、そのようなタイプではないので、とてもうらやましく思います。
仕事は一人でやるものでは無く、チームや組織でやるものです。
その中で苦手な相手がいるケースもあると思いますが、相手の変化を求めようとすることも、相手との距離を縮めようとすることも、結局は自分の努力ということになってしまいます。
それだけでは疲れてしまいますので、できることは自分自身の考え方ややり方を見せ続けましょう。
きっと、苦手と思っていた相手も、少し遠くから見守ってくれる味方になっているかも知れません。
参考記事: