ヤフーが全国どこからでも通勤可能にするために、飛行機通勤もOKにする、といったニュースが出て話題になりました。
リモートワークが定着しつつある中で、漠然と、働く場所と居住地は自由に選択できる時代が現実のものになってくる予感がして、すごくワクワクするニュースだと思います。
このように居住地を意識しない働き方は今後も増えていくことが考えられますので、もし自分の会社がそうなったら、少し気をつけなければならないことについて考えておきたいと思います。
※コロナ終息後、テレワークから出社に戻す動きもありますが、それこそ多様な働き方が増えていくのだと思います。
ここで考えておくことが、将来の自分の働き方を考える上で役に立つ日が来ることを望んでおります。
もくじ
コロナが終息した後でも新しい働き方として定着するのか
全国どこでも働くことができるようになる時代、とても素晴らしいことだと思います。
いまは、東京で働くためには関東近辺に住む必要があると思います。
しかし、両親が住んでいる地元は遠く離れた場所、このような場合、将来的な介護の問題など心配ごとは尽きないでしょう。
自分の事だけを考えれば、両親の近くに住み、そこで働くという選択肢もあると思いますが、結婚されてお子さんがいたりすすると、学校のことがあったりと、そう簡単にはいかないと思います。
このような制約というか制限を撤廃できる可能性を秘めていることに対して、とても素敵な働き方だと感じます。
ただし、実際にそのような時代になったとしても、本当に地方に住んだまま東京で働くということは、まだまだ遠い道のりだと感じますので、次はそのあたりを考えてみたいと思います。
飛行機通勤がOKになったとして本当にその働き方を選択するのか
それでは、今後数年といったイメージで、飛行機通勤がOKとなったとして、私がその働き方を選択するかというと、まだNoかなとは思います。
飛行機通勤となると、やはり月1-2回の出社という頻度になるかと思います。
現在のコミュニケーション手段、社会的な雰囲気を考えると、どうしても少ないと感じてしまいます。
世代もあるのかも知れませんが、リアルのコミュニケーションも大事だと感じている私としては、リアルのコミュニケーションを軸に考えてしまいます。
そのため、月1-2回だと、居住地のメリットよりも、働くデメリットの方が大きいと感じてしまいます。
一方で、2-3時間の新幹線通勤ができるとなると、それなら実現できるかも知れないという気持ちもあります。
新幹線通勤であれば、週1回程度の出社なら実現できると感じておりますし、柔軟な対応もできるような気がしております。
働き方の選択肢が増える、これまで何かしらの事情で諦めなければならなかった働き方の可能性が広がる、このようなことで働き手の不足問題も少しは解消されるかも知れませんし、今後の展開には非常に期待したいところだとは感じます。
最後に少し気をつけなければならないお金のこと
サラリーマンとして働いている場合、自宅から会社までの通勤費は支給されていることが多いと思います。
また、給与明細ではその項目が別枠で設けられていることをご存じの方もいるでしょう。
これは、通勤費が課税対象となる所得には含まれないためとなります。
つまり、上限は決まっているのですが、その中であれば通勤費として支給した方がお得ということになります。
ただし、社会保険料という点では考え方が異なります。
通勤費も社会保険料を計算する対象の金額に含まれております。
つまり、飛行機通勤を選択すると、出社日数にも依存はしますが、一般的には毎月の通勤費が増えてしまうと思います。
毎月の通勤費が増えるということは、毎月の社会保険料も増えることになりますので、手取りの給料は減ってしまう可能性もあります。
もちろん、自由な働き方を選択できているメリットがありますので、これだけで損をしたということにはならないと思いますが、お金の知識としては理解しておく方が良いと思います。
まとめ
飛行機通勤がOKと聞いても、正直まだ実感が沸かないという方が多いと思います。
それでも、これからはこのような柔軟な働き方が広がっていくことは事実だと思います。
今後は仮に東京在住の東京勤務であったとしても、オフィスを持たない企業が増える可能性もあり、実際は自宅等で働く、ということも増えてくると思います。
そのような時代になっていく中で、情報や人が東京に集まる、そのために東京で住み、東京で働きたいと考えていた私としては、考え方を時代に合わせていく必要があるのだと感じております。
将来の自分のため、場所に依存しない考え方、これを実現するための仕組みや工夫が私自身にも必要になってくるのだと思います。
参考記事: