やめることが失敗ではない。やめるという判断を次の成功に生かそう

日本人は「やめる」ということが出来ない人が多いように感じます。

「やめる」=「失敗」という文化だからなのか、なかなかやめることが出来ずに、ずるずると続けていることなどがあると思います。

みなさんも、「そもそも、いまやっているコトはなぜやっているのか?」という問いに答えられない業務などありませんでしょうか?

この辺りは私自身も思うところもありますので、「やめる」難しさや、本当に大事なことは何なのか考えていきたいと思います。

やめることが苦手な日本人

日本人は本当にやめることが苦手だと思います。

それには、日本に根付いている文化も影響しているのだと思います。

一つ目は、頑張って続けることが美徳という文化があると思います。

いまは成果が出ていなくても、頑張って続けることで将来の成果が出る、という考え方です。

もちろん間違いではないと思いますし、簡単にあきらめてしまうよりは、私も好きな考え方ではあります。

ただ、このように「やめる」ジャッジを遅らせることが、後々、負の影響を与えている場合も多くあると思います。

もう一つは、「やめる」=「失敗」という文化です。

これは、間違いとも言いづらいのですが、失敗することで評価が下がる日本においては、なかなか失敗を認めることになる「やめる」を選択できない状況になってしまいます。

こちらも、この文化により判断が遅れてしまう可能性がとても問題なのだと思います。

「やめる」判断が遅れることが一番問題

「やめる」ことが出来ない日本人なのですが、そのことによる一番の問題は、「やめる」ことが出来ない、つまりは、「やらなくて良い事を惰性で続けている」状態ということです。

ただでさえ忙しく仕事をしている状況において、やらなくて良い仕事をする、ということは無駄以外の何物でもないと思います。

このように、「やめる」判断が遅れるということは、将来に負の遺産を積み上げる行為となります。

将来の生産性を下げる行為と言っても良いかも知れません。

これからの時代、働き方は多様化していき、生産性という言葉が非常に重要になってくると言えます。

そのような時代において、将来の生産性を下げる行為というものは無くしていく必要があり、私たち自身も考え方をリニューアルしていく必要があるのだと思います。

「やめる」を次に生かす

「やめる」判断をするということは、何かしら期待の効果に届かなったということではあると思います。

この時に、重要となるのが、

・「やめる」判断をするための指標を決めていたか
・「やめる」判断をした理由は何なのか

の2点になります。

この2つがそろわなければ、そもそも「やめる」という判断をすることもできませんし、何が理由で「やめる」必要になったのかを整理することもできません。

これらを準備しておくことで、「やめる」判断をし「やめる」理由を整理することが出来ます。

「やめる」理由が分かっているのであれば、次に生かすことが出来ると思います。

「やめる」ことが「失敗」であるとは思いませんが、あえて「失敗」だとしても、1度の失敗に対して文句を言うのではなく、次の成功のために使うことが重要なのだと思います。

まとめ

「やめる」ということは勇気のいる事だと思いますし、日本人の文化や考え方の中では、難しいことかも知れません。

しかし、周りに気を使うことで「やめる」ことが出来ないのであれば、それは将来の負債を積み上げている行為であることは忘れないでください。

いま、「やめる」ことをするのは難しいかも知れませんが、少しの勇気で「やめる」ことも視野に入れて判断することは、将来の皆さん自信を守る行為になると思っています。

もし管理職として働かれているのであれば、メンバーの「やめる」勇気を認めることも意識してみてください。

一つ抜きんでた管理職としての働き方が出来るようになるかも知れません。

参考記事:

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